子ども支援部会 会議録
開催日 令和 8 年 2 月 18 日(水) 開催場所 旭川荘吉井川キャンパス 開催時間 10:00~
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所 属(職種) |
氏 名 |
所 属(職種) |
氏 名 |
所 属(職種) |
氏 名 |
所 属(職種) |
氏 名 |
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児童発達支援センターみどり学園 |
杉安さん |
わかくさ学園 いちご |
杉本さん 土屋さん |
児童発達支援センター まな星 |
吉岡さん |
旭川児童院通園センター |
牧野さん |
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児童発達支援センター岡山かなりや学園 |
問田さん |
岡山市障害者基幹 相談支援センター |
平松さん
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ひまわりケアステーション |
大野(欠席) 高崎 高見 |
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参加事業所数 参加人数 |
43事業所 43名 |
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子供支援部会 第6回 地域課題をみんなで考えよう 個別課題を地域課題へシフトする |
平松さんの座学 1. 個別課題から地域課題への視点の転換 - 個別課題から地域課題へのシフト - 一人ひとりの子どもを支援する中で見つかる「問題」が、他の多くの子どもにも共通する場合、それは地域全体の課題として捉えられる。 - 個別支援の視点を広げ、地域全体の構造的な欠陥(伸びしろ)として認識し、その差を埋める取り組みが地域課題へのアプローチとなる。 - 機会の平等と合理的配慮 - 障害の有無にかかわらず同じ機会が提供されているかを問い直す視点が重要である。 - 障害があることを理由に不利益が生じている状態は「差別」であり、それを解消するための「合理的配慮」が課題となる。 - 地域の構造的欠陥を「伸びしろ」と捉え、機会の平等を保障するための改善策を検討することが求められる。 2. 「問題」と「課題」の定義と違い - 「問題」の定義 - 本来あるべき姿(希望)と現在の状態の間に生じる「ギャップ」や「ズレ」を指す。 - 「何々ができていない」「何々がない」といったマイナス表現で示され、現状を分析することで「見える」ものである。 - 「課題」の定義 - 明らかになった「問題」を解決するために、具体的に取り組むべき事柄や行動(ミッション)を指す。 - 「何々をする」「何々ができるようになる」といったプラス表現で示され、これから「作り上げていく」ものである。 - 問題と課題を区別する重要性 - 両者を混同すると、問題点の指摘ばかりで個人を責めたり、根本的解決に至らず同じ状況を繰り返す弊害が生じる。 - 問題(ギャップ)を正確に特定し、それを解決するための具体的課題を設定することが、対立を避け、効果的な支援につながる。 3. 課題解決のためのアプローチと手法 - 弁証法(アウフヘーベン) - 対立する2つの意見がある際、どちらか一方に偏るのではなく、対話を通じて互いの主張の背景にある真意を理解し、より高次のレベルで解決策(ジンテーゼ)を見出す考え方。 - 3つのステップ: 1. 互いの言い分を認め、対立したままではいけないと認識する。 2. 対話を通じて、互いが大事にしている価値観をすり合わせる。 3. 両者の意見を活かし、より良い状態を目指す次のステージ(アウフヘーベン)へ昇華させる。 - ワークシートを用いた課題分析 - 個別事例(Gくんの事例)を基に、課題解決のプロセスを体系的に整理するためのツール。 - ステップ: 1. ①~⑤(個別課題の分析): 事例のタイトル、あるべき姿、現状を記述し、そのギャップ(問題点)と原因を分析する。 2. ⑥(不利益の分析): 問題が本人、スタッフ、事業所など関係者に与える不利益を多角的に洗い出し、地域への視点に広げる。 3. ⑦~⑧(課題設定): 分析を基に、個人レベル(ミクロ)、事業所レベル(メゾ)、地域レベル(マクロ)で取り組むべき具体的課題と方策を設定する。 4. グループワークの進め方 - テーマ設定 - 事前アンケートに基づき、昨年度から継続する課題を中心に5つのテーマを設定。 ① 地域との交流 ② 学校・園との連携 ③ 相談員の少なさ ④ 医療との連携 ⑤ 希望するサービスの少なさ - 進行と目標 - 参加者は希望するテーマのグループに分かれて話し合いを行う。 - 最終目標は、課題解決の具体的アクションプラン(誰が、何を、どのように行うか)をスケジュールシートに落とし込むこと。 - 成果物として、模造紙へ話し合い内容をまとめる。
【グループワーク発表】 ① 地域との連携 【現状と方針】 保護者の中には、障害を地域に知られたくない、どうせ無理だと諦めるなど閉鎖的・消極的な考えがある一方、公共機関の使い方を知りたい、地域で暮らせる環境を作りたいという前向きな意向もある。 事業所は地域共生を目指し活動拡大を望むが、地域に出たくない保護者との間で意向のズレがある。 課題は、個別面談で信頼関係を築き、将来を見据えた支援の重要性を丁寧に説明すること、事業所向けに地域活動の意義に関する勉強会を実施すること、他事業所の取り組みを情報交換すること。 地域の障害理解を深めるため、事業所主催の祭り開催、地域清掃活動への参加、障害の有無に関わらず活動できるようなバリアフリー化への助成金を自治体に求める案が挙がった。 ② 学校・園との連携 【現状と方針】 園との連携は進展しているが、学校との連携は難しい。 対策として、相談支援員が介入しケース会議開催を依頼することが有効。 教員の熱意や考え方に差があり、連携のしやすさが異なるため、送迎時の積極的なコミュニケーションや「学校での教え方を教えてほしい」と学ぶ姿勢で良好な関係を築くことが提案された。 保護者が学校へ要望を伝えにくいことが多いため、事業所と保護者で「何をどう伝えるか」を整理する作戦会議が有効。 ③ 相談員の少なさ 【現状と方針】 相談員が担当している子どもの割合が低く、家庭状況の把握が難しいうえ、相談員ごとの支援の質に差がある。 倉敷市・岡山市など自治体間で、相談員がつく割合に大きな差がある。 原因として、市の対応方針の違い、保護者が相談員の存在自体を知らないケースがある。 結果として、利用可能なサービスに格差が生じ、関係機関との連携不足や保護者の不安の増大につながる。 課題は、事業所が市全体の相談員配置状況を把握し保護者へ適切に橋渡しすること、相談員と事業所のネットワークを拡充すること、事業所職員と保護者の信頼関係を築いた上で相談員を紹介すること。 ④ 医療との連携 【現状と方針】 医療機関から目的が曖昧なまま利用を勧められるケースがある。 診断後も、保護者が疾病・障害を十分に理解・受容できていない、あるいは検査の詳細説明が不足している可能性がある。 原因として、医師が家庭状況に応じて説明タイミングを見計らっている、もしくは説明自体が不十分な場合がある。 結果として、子どもに適切な療育が提供されにくく、事業所への不満やクレームに発展する可能性がある。 課題は、ミクロ(個人)レベルでは保護者を通じて医療説明内容を確認する体制整備、メゾ(組織)レベルでは医療機関を交えたケース会議の実施、マクロ(社会)レベルでは岡山市として情報をデジタル化・共有する仕組み(例:りんくるふぁいるのデジタル化)の構築。 ⑤ 希望するサービスの少なさ 【今後の展望と地域課題への対応】 各グループの課題は、誰が・いつまでに・何をするかを明確化することで実効性が高まる。 来年度(令和7年度)は、令和9年度からの3カ年計画「障害児福祉計画」の策定年度であり、極めて重要。 計画策定に際し、市は利用者(保護者)へのアンケート、パブリックコメント、事業者ヒアリングを行い、来年度のアクションが今後3年間の施策に反映される。 放課後等デイサービス・児童発達支援の予算は右肩上がりで、今後は国の指針に基づく事業所の淘汰が起こり得るため、支援の質向上が求められる。 地域課題を吸い上げ、事業所責任者としての意識を持ち、相談支援専門員と良好な関係を保ちながら支援を進めることが重要。
【告知・連絡事項】 ・イベント紹介 こどもたちのことばとこころをはぐくむ講演会14 聞こえに障害がある子の5領域支援 日時: 2026年3月15日(日) (受付:9:00~9:30、講演:9:30~12:30) 場所: おかやまコンベンションセンター 301会議室(岡山県岡山市北区駅元町14番1号 岡山駅から徒歩3分) 定員80名
9:35~10:15 聞こえに障がいがある子どもの5領域支援について 5領域とは、「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」の事。
10:20~11:50 子どもの読み書きの発達と就学前の対応について-家庭でできること- 講師 宇野 彰先生 NPO法人LD・Dyslexiasセンター会長(元筑波大学大学院 人間系 教授)
12:00~12:30 質疑応答・座談会 質問は、事前に申し込み時にお願いします。(個人的な内容についてはお答えできない場合にあります。)
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