南西地域部会 令和元年5月②報告
2019年07月03日
【日時】令和元年6月28日(金)10:00~12:00
【場所】浦安荘
【参加】11事業所(18 人)、川崎医療福祉大学実習生
【内容】 ①事例検討 ②部会報告
①事例検討
5歳 男児 ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー) ADHD(注意欠陥多動性障害)
(提出理由)
・保護者が保育園への不信感が強く、今後について不安(転園すべきか)。
・保護者は「保育園は我が子に問題行動があるから辞めさせようとしている」と感じている。
・男児は、保育園が好き。ただ落ち着きにくい面もあり、暴れたり、逃げたりすると先生が相手してくれるから楽しいと感じている。
・保育園は母との関係性の修復を試みているが、なかなかうまくいかない。
・相談支援専門員としてどういった動きができるか。
(所感)
参加者間で、相談支援専門員として、男児の課題と保護者のお困り感、保育園の対応について、どうアプローチすればよいかというアイデア出しをしました。事例提供者からは「保護者と保育園の橋渡しへの意識をもつこと」「現在年中であるが、小学校就学を意識した関わりを持つこと」「相談支援専門員としての立ち位置を明確にすること」などの感想があり、今後の支援のヒントを確認しました。
②部会報告
教育部会、子ども支援部会、精神保健部会、広報部会、就労部会、福祉サービス部会、計画相談WGから報告があった。各部会で話し合われたことや研修等のお知らせを行った。
~川崎医療福祉大学実習生 感想~
自立支援協議会の南西部会に参加して、個別の相談支援の事例を通じて明らかになった地域の課題を共有し、再検討をすることで着実に前に進めていく役割を担っていることを学んだ。部会のメンバーは相談支援専門員だったが、参加前はいろいろな施設の関係者が集まるのだろうと考えていた。今回参加してみて、イメージしていたのとは違い、自分が思っているより活発に意見交換がなされていて、面白く興味深いものだった。
今は精神保健福祉士の実習として精神障がいの方と過ごしているが、今回の事例は児童の方で、自分も興味がある分野だったので勉強になった。行政や当事者が参加できるようになると、新たな視点で見ることができるようになるのではないかと感じた。