運営会議/全体会

第3回岡山市自立支援協議会運営会議 議事録

2021年08月24日

令和3年度  第3回 岡山市障害者自立支援協議会 運営会議

日時:R3年8月11日(水)10:00~

場所:岡山ふれあいセンター 第1研修室

議事録担当: 基幹センター

開会あいさつ 障害者自立支援協議会 中山副会長 

①     活動報告

東部

 

6月17日開催。事業所紹介はパンフレットのみ

・地域移行の会議を部会内で開催。こころセ木本氏に来てもらった。11月に中央・北地域部会と合同で研修会開催予定(自立生活援助に関すること)。

7月19日開催。事業所紹介(B型、建部GH、訪問看護等)。

・移動支援の定義→利用者に使いやすく柔軟になれば。

・ともに行う家事について。家事援助と身体介護との線引きが難しい。→事業所から言われるままになっているケースあり。介護保険の事業所はそれに準じていること多い、障害はどうか?基準を示してほしい。

・ヤングケアラーについて。→把握しているところ少ない。イメージはあるが定義など情報不足。

・障害者差別解消法について、医療的ケア児支援法の話題。

・事例検討8050取り上げた。引き続き検討していく。

※8月は基幹センター村上氏に来てもらい、加算の話をしてもらう予定 ← 8月は東部部会は中止

中央・北

6月17日開催。ZOOMでの開催。

・事業所紹介(放課後等)、ヤングケアラーの話。

・地域課題の抽出4ケース。

①    車いすの女性のバス利用について。下車予定のバス停が他社の乗り入れもあり混むことから、目的地手前のバス停での下車を求められた。

②    生活保護受給者の障害加算の条件について

③    糖尿病や腎機能に障害のある人の生活について。どのように伝えていくのがよいか

④    独居の障害者の住まいの課題(老朽化)について。

・ホステル事業について紹介→地域移行促進センター(精神科医療センターを窓口)の情報提供。

7月15日開催。北ふれあいセンターとZOOMとの開催。

・事業所紹介(放課後等デイ、建部GH、B型等)

・8050問題について課題抽出していく。

・基幹センターからの出席。基幹センターの役割の説明。

南西

6月7月で計4回開催した。第2、第4金曜に開催している。

6月25日

・GSV。3世代それぞれに障害あり、担当相談員がついているケース。情報共有ができておらずどのようにすればよいか?→情報共有ができないことがある、ということを前提に、会議の際に旗振り役を交代、ラインなど情報共有のツールを使用しては?との助言。

・事業所の情報をたくさん知りたいとの希望多く、できるだけ時間をとるようにしている。

訪問看護、放課後等デイなど多い。

7月9日 ZOOMにて開催

・相談支援部会から⇒居宅介護(ともに行う家事)について。

・精神保健部会から⇒地域包括支援センターとの連携事例について。

・新人相談員がストレスを感じている。前職からの引継ぎ後の悩み、立ち位置について助言が欲しい。⇒相談員自身を利用者に見立て、とらえた。同じように異動により相談員となった人も少なからずいたため多くの意見出た。

7月30日

・事業所紹介として建部GH、共生型などの情報。

・GSV(7/9のつづき)

8月6日

・サビ管との連携研修について検討。横のつながり意識する。コロナ情勢を見つつ検討。9月27日開催予定。

・事業所レビュー

①    しおりに包括支援センターの情報があるとよいのでは

②    車いす利用者の利用できる事業所(送迎の可否⇒協議会HPに情報あれば)

③    1型利用について、他の事業へ移行した場合利用できなくなるが、併給必要なケースもあるのでは?

・ケースレビュー

アルコール依存の方。転倒し一般科入院→精神状態悪化により精神科へ転院した。退院および家族の元に戻りたい希望があるが、家族とは連絡も疎遠に。家族のもとに帰れない理由をだれがどのように伝えるか?医療機関からの説明が望ましいのでは?⇒8月後半の部会でも取り上げる。

【広報部会】

オンラインで開催。

①    HP内で部会等の情報掲載→マニュアルに基づいて行えるよう、担当者あて周知。

②    事業所情報の掲載準備→生活介護事業所説明会においてHP活用してもらえるよう、生活介護事業所から情報を集約中。

③    メールフォームについて→技術的な改善を行う。

④    当事者会の情報収集 慢性疾患の当事者会「ポケットサポート」、知的障害者の当時社会「岡山ももの会」、がん患者の当事者会等。

⑤    フクセツ→地区別懇談会で使用。修正等していく。教育部会とのコラボ。

⑥    医ケアWGにて→放課後等デイの看護師配置について集約。

⑦    車いすの入れる事業所情報について掲載検討

他にもあれば広報部会へお知らせください。

【福祉サービス部会】

6月22日、7月27日に開催

地域部会からの話題をもとに課題の抽出している

・バス会社の下車に関すること→バス会社に協議会として申し入れるなど案があった。

・重心で重度訪問+家族のケア利用。夜間のちょっとした対応(おむつ交換)希望あり。隙間時間の対応、どのようにしているか?情報ほしい

・医療ケア 児童発達支援、放課後等デイに関する話題。

・強度行動障害の支援について(今年度テーマ)→アンケート実施中

対象:生活介護、短期入所、施設入所、共同生活援助、行動援護できるヘルパー事業所、相談支援事業所に対して行った。164通発送(事業を複数行っている所はまとめて発送)8月20日締め切り→結果をもとに11月に研修予定。

【教育部会】

6月15日開催

・今年度の方向性について確認した:学校間の連携、教育と福祉の連携にターゲット絞って活動していく。

・教育と福祉の連携について・・・現状抱えている課題を抽出。部会内での意見の偏りあり。学校と福祉それぞれにアンケート実施の予定。内容は第2回部会で検討。今年度中に配布する。

・トライアングルプロジェクトについて学んでいく。学校と福祉など連携できている事例を通し学ぶ(8月17日に行う)。

・7月後半に地区別懇談会、8月に福祉制度説明会行った。ZOOMを活用。会場との接続トラブル等あったが、コロナ対策として安全にできたのでは。フクセツ利用して説明した。各エリアの相談員参加、顔合わせできたが、画面越しであるため参加者の熱量など課題もあった。

【就労部会】

コアメンバ―会6月25日 全体会7月25日 

・コアメンバーで活動計画について話し合った。課題から具体的な検討へ。

・多様化する障害への支援、状況の伝え方⇒フローチャート作成。りんくるファイルとのコラボなどもできれば、と

・支援機関への支援⇒社会資源がわかりにくいとの声、動画など使ったPRの方法。機関同士の連携や課題の共有。

・企業への支援⇒企業の抱える困り感の把握、アンケート、企業交流会の開催等。WG作って適宜個別で会議開催。

情報提供(チラシ)

①    8月24日 就職説明会 コロナ対策として事前申し込み、三部性、追加募集も行う。先着順。市のHP掲載している。

②    福祉の店元気の輪 夏の作品展。市役所にて本日まで開催している。

次回は8月20日開催。

【精神保健福祉部会】

6月16日 全体会資料の確認、今年度の活動について確認した。

7月15日 活動内容を決定。

今年度は2本柱で活動する。

①    8050に関する検討、意見集約 好事例、困っている、方針立てづらい、困難事例について意見徴収する。⇒各保健センター保健師にも同様の内容でアンケート。8月27日集約し、方針考える。

②    医療と保健福祉領域の連携会議⇒ブランチ北長瀬にて11月9日に開催予定

8050に関する意見(集約済み)

・好事例:居宅介護につなぐ際、包括支援センターから情報がもらえ、つなぎがうまくいったケース。精神の人がガンで介護保険に移行した。包括支援センターがかかわり、移行がスムーズにいったケース。

・困った事例:ケアマネと包括支援センターの見立てが違い方針決まりにくい。包括支援センターのハードルが高い。障害と介護保険領域の差異を感じる。

強度行動障害への対応

・医療側からの意見。地域、家族、警察などかかわったケースが強度行動障害であった場合、入院対応となることが多いが医療だけで解決にならない。地域の環境調整なども必要だが意見のすり合わせできず困っている。安易な入院、入院期間、入院のみで解決できないことを伝える。本人の利益となっているのかどうか。

⇒今後議題として扱って行くべき、との意見もあった。

※強度行動障害に関しては他の部会や基幹センターとしても精神科医療センターとの会議を持つなどホットな話題。他の部会でも話題あれば運営会議の場で知らせてほしい。

【相談支援部会】

6月23日 7月28日 開催。3つの話題

①    ともにおこなう家事(線引き難しい)。総合支援法上の根拠と介護保険との比較。

⇒部会で持ち帰り協議。わかりやすい指針示せたら。

②    児童養護施設退所後の移行支援について。施設職員が相談支援事業所に直接相談に来るが、措置の場合こども総合相談所もかかわる必要があるのでは⇒障害福祉課がこども総合相談所と協議した。こ相と児童養護施設は同じ情報持っている、施設においては施設長が親代わり。そこから相談支援に連絡があるのはやむを得ない。会議に参加必要なら、施設を通じてこ相へ連絡もらえると参加できる。

③    研修会:障害児の就学前後の課題について。9月2日に開催。ウェルポート灘崎にて。児童発達支援センターにも開催呼び掛けている。※コロナ拡大状況があるため経過をみつつ、開催時期を検討したい。← オンラインで開催予定

【こども支援部会】

奇数月に定例会 7月14日開催。HPに開催案内したところ25名参加あった。

・通信高校(希望高等学園)の説明。

・昨年度、今年度開設の事業所紹介。横の連携ができれば。

・事業所紹介(全部)、アンケートとった。

・アンケートについて、園や学校との連携について、悩みどころ、どういったときにどうやって取ればよいか?⇒今年度深めていきたい。

・不登校支援、サービス導入、相談員の「これでよいのだろうか」等深めていきたい。

 

某議員秘書より放課後等デイについて聞きたいとの連絡あり対応している。事業所は多くあるが、組合はあるか?と。ないと伝えた。併せて自立支援協議会、こども部会の説明を行った。

※土井課長:全国的に見て児発、放課後デイが爆発的に増えている中で岡山市は総量規制かけない。良いサービスは残っていくという思い。岡山市は全国でも児発設置数はトップ3、幼少期からの療育が必要との認識。これが岡山市の売り。では質の担保をどうするか?ガイドラインを守ることが最低ベース。そこからどれだけ持っていけるかが生き残りにかかわってくる。岡山市はセンター5か所ある。協議しつつより良いサービスを検討していきたい。いろいろな意見を共有していくことが良いサービスにつながっていく。

 

【障害福祉計画WG】

R2年度の実績が出ている。秋ごろにWG開催する見込み。

【医療的ケア児WG】

7月27日開催 行政、協議会、医療機関(オブザーバーとして)。医ケア児支援法の目的と概要の確認。情報交換として事例紹介。無脾症の児童、糖尿病児童(インシュリン)等。医ケア児対応は少ない。看護師配置が少ないこともある。児発、放デイ向けアンケート実施する。

医ケア児コーディネーターについて。配置事業所の把握(アンケート)して示す。

看護師の配置は県の課題。今後協議していく。

 

②     行政機関より

岡山市危機管理室より

田村氏、近藤氏から説明

・台風等で甚大な被害が出ている。被害にあわれた方(高齢者、障害者)の中には亡くなった人もいる。個人、家庭だけでは対応難しく、体制づくりをして行くこと求められている。岡山市も地域と協力して取り組んでいきたい。危機管理は防災のこと中心。障害のある人への気をつけること等、協力お願いしたい。

・個別避難計画の概要について(資料により説明)

避難行動要支援者一人ずつに作成することとなっている。市町村の努力義務。

①    避難行動要支援者(対象者はリストアップしている)が対象。

②    優先度高い人は市が積極的に関与する。

・福祉専門職(ケアマネや相談支援専門員等)と連携して作成していく

・避難支援個別計画・・・できるだけシンプルに作成した

・モデル事業について(岡山市は3地区)。自主防災組織による避難支援体制の構築を進める。

先進的な事例:大分県別府市・兵庫県

・ケアプランの作成を通じ、平時から個別計画の策定を行う取り組み。

・ケアプラン作成報酬に加え、避難のための個別支援計画作成報酬を設定。アセスメント、調整会議通じて協議する。

※岡山モデルの構築を目指したい。全国の取り組みの中から参考にしつつ進めていきたい。

<意見交換>

・モデル事業の対象者は障害のある人として考えてよいか?

市:地区ごとで対象者を選ぶ。「高齢を選ぶか障害を選ぶかは異なる。手帳所持者(福祉サービス利用しているかどうかは不明)もいるので障害のある方は含まれている。地元だけで対応難しい、専門職にかかわってもらう、どこの避難場所にいけばよいか?など不明な場合にアドバイザーをお願いしたい。どういったやり方があるかは話し合いたい。

市:30年豪雨を踏まえ、どう対応したか、どう対応するか。個別避難計画に特化しなくても、現状で気になっている点があれば教えてもらいたい。

⇒南区の事業所は海川に面している所が多い。

・ねたきり、重度訪問の利用者、川沿い2階建てに住む人。訪問看護からは災害に関しての提案があったが、相談支援からの提案はないと指摘された。

⇒訪問看護サイドで取り組み始めていることは知っている。細かいところは不明。

・福祉サービス側だけで計画作成は難しい。地域の方との取り組みがいる。専門員だけで地域と話をするのは難しく、行政も間に張って働きかけをしてもらえたら。

⇒行政からつなぎの支援も、と思う。網羅は難しいところもあるが。

・計画作成時に、相談員側に避難知識がないなと感じる。まずそこから。ベースの学びが欲しいと思う。

⇒兵庫の取り組みを例に(事業の標準的な流れ)、ステップ踏んでいく。ハザードマップをもとに研修をする。計画作成はその次として。

・(ベースの学びについて)やりかたのアイデアはあるか?場など。

⇒年1回程度研修の機会はあるが、福祉の側として幅が広すぎる。相談員向けなど対象を絞って開催するなどしてはどうか?

⇒WGなどから初めて、知ってもらうことから考えていければよいのではないか?

・医療ケア(重心)の人。医療機器が多くある人は「逃げないのが一番」とも言われている。そんな家族は避難の準備もしていないことがある。基幹センターとしても10月めどに研修を考えている。「防災やどかり」など仕組みはあるが、移動のための手段がない。

⇒福祉避難所は全く足りていない状況。電源の必要な人、電源を持っている避難所少ない(ふれあいセンターなど)。停電時に対応できるところ考えていかなければならない。健康づくり課などとも協議していきたい。

※総社市の富原地区の好事例(普段からの練習の成果)もある。

市:どこにどうやって誰と避難するか?実際にやってみる、課題、改善の取り組みを一緒にやっていきたい。

⇒出前講座にきてもらった(建部)。田舎とはいえ近所にいる人が助けの必要な人の情報を知らない。地域の状況を見て回るなどすると、気になってくる。地域が一番かなと思う。専門職が集まり地域包括の連携会議を行っている。社協がお助け隊作っていこうとしたり。民生委員、愛育委員など取り入れていけば該当者の把握もしやすいのではないか?細かい網の目ができれば。

市:計画作成が目的化することよりも、できるところから、と思う。

※こういった動きがあることを知り、今後も情報共有等していきたい。

成年後見制度利用支援事業について(スキーム図の説明)

・制度利用の流れについて、明確に伝わっていないこともあり、スキーム図を整理している。援護課作成中。障害者の第二次的窓口はセンター1型となっている。どこが受けるのか整理して、示していきたい。次回、成年後見センターが運営会議に参加。イメージ図も示して説明をする予定。

・困っている、わからないことがあれば、障害者の成年後見利用支援の窓口はセンター1型となっているが、Ⅰ型にもよりけりではないか?受けるところ、受けないところがある。

⇒障害特性を考慮するがセンターⅠ型は3障害対応ということで整理している。

・後見センターに来てもらい説明を受けるなどの機会は必要ではないか?書類作成も負担となるので。協議の場があればよいかと。

③     協議事項

全体会 書面評決の結果について

7月21日づけで集約した。運営会議36機関で35機関承認

・1号議案成立。

・活動計画について、聾学校より「福祉制度説明会、地区別懇談会について、手話や字幕を付けてもらいたいとの意見」

⇒学校行事であることをどう伝えるか。教育部会にて検討。

④   その他

基幹相談支援センターパンフレット→一部修正したものを配布

 

閉会あいさつ:障害福祉課 土井課長

 

次回:R3年10月19日  場所:未定