2024年11月こども支援部会議事録①
2024年12月10日
子ども支援部会 会議録
開催日 令和 6 年 11 月 20 日 (水) 開催場所 灘崎文化ホール 開催時間 10:00~12:00
所 属(職種) |
氏 名 |
所 属(職種) |
氏 名 |
所 属(職種) |
氏 名 |
所 属(職種) |
氏 名 |
児童発達支援センターみどり学園 |
杉安さん |
わかくさ学園 いちご |
杉本さん 高河さん |
児童発達支援センター まな星 |
吉岡さん |
旭川児童院通園センター |
土屋さん(司会) |
児童発達支援センター岡山かなりや学園 |
問田さん |
岡山市障害者基幹 相談支援センター |
薮内さん
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ひまわりケアステーション |
大野、高崎 高見、有吉(記録) |
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開会 |
本日は「家庭を支援するとは」というテーマで話し合っていきます。 |
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事業所・イベント紹介 |
〇新規事業所紹介…なし
〇イベント紹介 ・Rapo Lab*(放デイ):フリースクール、放デイでバンド活動をしている子たちが出演する音楽フェスを行う予定。2025年2月25日ハレノワ小ホールで開催予定。チラシは本日も配布していますが、必要な方は声かけいただくと追加でお渡しします。ボランティアも募集中。
・『重症児ケア児のための防災知識』12月7日(土)開催予定。(オンライン研修) ・『メンタルヘルス研修会』12月18日(水)午後開催予定。人数に限りあり。 ・『意思決定支援に関する研修会』12月23日(月) 1日の研修。障害児の意思決定支援について考える。グループワークあり。 ・『合理的配慮の基本の「キ」』R7年1月25日午後開催予定。 当事者の方に登壇いただく予定 →各イベントのチラシは会場外で配布中。
・Nstyle(放デイ):月に1回エヌカフェと呼ばれる、発達障害のお子さんをお持ちの保護者の方を対象に、悩みや情報の共有を目的として開催しています。参加には事前に申し込みが必要。もし参加希望があればエヌスタイルまでお願いします。
・『発達障害の理解と支援のための市民講座』12月21日(土)午後開催予定 岡山市発達障害者支援センターひかりんく主催の市民講座。申し込み必要。 |
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事例検討、発表 (発表は各事例2グループごと) 「家庭を支援するとは」 |
※事例(2事例)は別紙参照 全16グループ(奇数は事例①、偶数は事例②を検討) 検討内容:児発管として何ができるか。事業所だけで抱えないために、どのような機関と連携して家族への支援ができるか 〇発表 事例① ・1グループ 事例について共有。皆さんでイメージ共有したところこの人(家族)はネグレクトではないかという話になった。昼ごはん食べられていない、お風呂は入れていない。それ以外の特徴としてもあまり愛情を受けていないのではないか。 関係機関との連携としてまず地子相・基幹相談支援センターへ連絡。また学校や相談支援専門員へ相談。まずは大人の環境整備を整えたほうがいいのではという話になった。事業所としてできる事、しなければいけない所をあげた。ビジネスでやっている所をまずは分かっていただく必要がある。できるところでいうと、保護者の方に障害特性の理解や関わり方の部分をお伝えしていく。ご本人に対してはSSTをしたり、スキンシップを含めて愛情形成を育んでいく。
・11グループ 小学校3年生男の子と仮定して話し合った。本人のアプローチとして放デイや学校が無い時の過ごし方。生活の様子を本人へ聞き取り。ボディタッチについては一定の距離を視覚的に伝えていく。保護者へは送迎時に聞き取りをしながら、何でも相談してもらえる関係つくりをしていく。相談支援員、生活保護のワーカーさんや学校へ聞き取り、情報提供。保健師や児相への報告。担当者会議もしていけたらと言う話になった。
・13グループ ネグレクト傾向があるのではないかと話があがった。毎日の生活について情報収集する。相談員さんを紹介。困り感を相談できる機関として紹介する。事業所の特色にもよるが食事面や生活面をフォロー。ボディタッチについてはお友達が不快にならない距離感を分かりやすく伝えていくことができるか。入浴の練習を学校で行っている所もあるため、本人のできる事を増やしていき、本人の様子をこまめに記録に落としていく。 相談支援を紹介してついてもらうと他機関と繋がりやすいのではないか。地子相・民生委員等相談先は沢山あるため、巻き込んでいくと改善できるか。またかかりつけ医とも連携がとれるか。ケース会議が開催できると支援の統一ができるかという話になった。
事例② ・4グループ 大阪から転居してきているため、岡山の制度が分からないのではないか。情報提供や保健師・関係機関へお繋ぎする。母の時間の確保のため保育園に入るまで児童発達支援や日中の利用をすればいいのではないか。母の疲れが見受けられる。父にどうやって育児に関わってもらうかを考える。その子が何が苦手でどういう支援が必要かをエビデンスを踏まえながら父へお伝えし、母へは家庭の中に取り入れやすいことや実践しやすいものをお伝えしていく。ケース会や保護者会へ父にも参加していただく。直接支援員からの話であれば聞いてもらえるのではないか。勝手に育つではなく親が理解して育てるという事が大切なのではないかという話になった。
・10グループ 兄の方へ相談員を紹介。そこから弟への支援を繋げていく。基幹相談支援センターへ共有したり、機能強化事業所へアナウンスをする。弟さんが検査を受けられるような医療機関を紹介。医療としっかり相談のうえで慎重に決めていく事が大切。母の疲弊に対してはレスパイトとして日中を提案。母へは相談ができる環境の設定をする。情報共有できる場を提供して見通しを持って支援して行けるのではないか。保健所や福祉サービスへつなげていく事も大事。父へのアプローチもしていき、家族参加型のイベントをお伝えし家族全体で支援をしていけたらいいのではという話しになった。
・2グループ 事業所内で家族に何ができるかという点では、母から話をしっかり聞き、困りごとを共有していく。相談支援員の説明や紹介をしたり、病院と繋がって医療に繋がっていけたら。保護者会の中で他の方のお話を聞いてもらう。母が一人になれる時間を作っていき、就職活動やその先の保育園や幼稚園にもつなげていけたらいいのではないかという話になった。 まず相談支援員、地子相、病院と連携し母の就職に繋げられるように支援。学校やハローワークにもつなげ一緒に話し合っていけたら。学童・学校とも連携取れたらいいのではないかと話があがった。
講評【杉安先生】 「家庭を支援しよう」と思った時、社会資源をどのように活用していくかという部分が話し合いで出てきていた。相談支援としては社会資源の提供はできるが、アイデア出しを各機関でしてくださるともっと新しい視点から考えられることができると思います。相談支援員の仕事を結局はみなさんにちょっとずつ担ってもらっている部分もあるのではないか。家族支援ではファミリーサポート、寄り添いサポートがあったりする。家庭支援の第一歩として活用できる資源を知ることは大切。誰が提案するかは各関係機関で話し合っていただければいいが、アイデア出しや柔軟な考え方が家庭を支援していく上で大事になってくると思います。 あとは、子どもさんを中心とした療育の場面に関して言えば、子どもさんのそのものの支援をどう考えていくか。子供が成長していくと、親御さんが少し楽になるという視点で言うと、どんなことを伸ばしてあげると、お母さんのストレス、お父さんの気になること、みたいなものが変化していくかと言う部分を考える。これこそが皆さんのお仕事の中心となるコアの部分だと思っています。両方の視点を持って家庭を支援をしていくということを考えていきたかった部分です。 |
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好事例の紹介 |
※事例は別紙参照(2事例) 事例①:まな星 事例②:ひまわり
(質問は時間の関係で割愛) |
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その他 |
本日グループワークでまとめたものはえ~んじゃネットに掲載する予定。
7月に障害福祉課に来ていただいて報酬改定の話をしていただいた。その際持ち帰っていた質問の回答がえ~んじゃネットに記載されています。 |
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次回 運営会議の日程 |
R7年1月15日「関係機関との連携について」行政の方に来ていただく予定 |
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部会写真
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