障害のある人、そうでない人が、共に支え合い、安心して暮らせる岡山市づくり

子ども支援部会

2025年10月01日

子ども支援部会 会議録

 

  開催日  令和 7 年 9 月 17 日(水)  開催場所 旭川荘研修センター吉井川    開催時間 10:00   

 

 

所 属(職種)

氏 名

所 属(職種)

氏 名

所 属(職種)

氏 名

所 属(職種)

氏 名

児童発達支援センターみどり学園

杉安さん

わかくさ学園 いちご

杉本さん

土屋さん

児童発達支援センター

まな星

吉岡さん

旭川児童院通園センター

牧野さん

児童発達支援センター岡山かなりや学園

問田さん

岡山市障害者基幹

相談支援センター

平松さん

薮内さん

ひまわりケアステーション

大野

高崎

高見

 

 

9月(第三回)の子ども支援部会(内容)

 

司会・・・まな星 吉岡さん

講評・・・岡山市こども福祉課社会的養育推進係 係長 二宮さん

 

 

1.事前打ち合わせ

 

2.開会 今日の予定確認

 

3.新規事業所紹介

①かんかくモール

  • 岡山市南区藤田、国道30号線沿いにある事業所で、全国初の民間による「スヌーズレン」常設施設です。
  • どなたでもご予約なしでご利用いただけます。利用料についてはパンフレットをご確認ください。
  • 福祉事業者に向けた企業・団体年会員を募集中。年会費\50,000で会員特典をご利用いただけます。

 

②    はぴくるkids

  • 岡山市中区住吉町に、個別療育を中心とした児発放デイの施設を新たに立ち上げました。
  • 場所的には岡山城の旭川を挟んで東側で、北区にも近いが、中区をメインに活動する方針です。
  • 今後は個別療育を中心としつつも、集団療育や保護者支援にも力を入れていく方針です。

 

③晴る日 当新田事業所

  • 4月に南区当新田に開所した児童発達支援事業所です。すぐ近くに芳田中学校があります。
  • 集団活動の中で個別支援を提供しており、言語聴覚士、理学療法士の2名が常駐し、支援計画も担当し手厚い支援を提供しています。現在、小さいお子さんの利用が多く、空きが少ない状況です。
  • 土曜日の利用時間が変更となり、午前か午後の選択制になりました。
  • 親子で通園するイベントを第1・第3土曜の午前に実施しており、母子分離が難しい家庭やきょうだいでの利用を想定しています。好評のため10月からは第2土曜にも拡大予定です。

 

4.研修会

①こども家庭センターの説明

岡山市こども福祉課社会的養育推進係 係長 二宮氏

 

【設立の背景と目的】

令和4年の児童福祉法改正により、市町村に子ども家庭センターの設置努力義務が課せられました。これを受け、岡山市は本年度(令和7年度)4月より「地域子ども相談センター」と「産前産後相談ステーション(さんさんステーション)」を統合・改組し、市内6ヶ所の福祉事務所に「子ども家庭センター」をそれぞれ設置しました。

目的は、児童虐待の予防と早期発見の観点から、乳幼児期だけでなく生まれる前の妊娠時期から、母子保健と児童福祉部門が連携して支援に当たることです。

 

【設立の根拠となるデータ】

児童虐待による死亡事例のうち、0歳児が約68.8%(約70%)、3歳未満が約80%を占めるという国の検証結果があります。

さらに0歳児の死亡事例のうち48.5%が生後0日(日齢0日)であることから、出産時期からではなく、母親が妊娠している時期からの支援の重要性が示されています。

 

【支援対象の拡充】

これまでの虐待の懸念がある家庭や支援が必要な子ども・家庭だけでなく、全ての子ども、保護者、子育て世帯を支援対象とすることで、結果的に虐待予防を目指します。支援対象が拡充された点が大きなポイントです。

 

【岡山市における運営体制】

岡山市では場所の移転が行えなかったため、母子保健部門と児童福祉部門は物理的に別の場所で運営されますが、緊密に連携を図ります。

母子保健部門は「子ども家庭センター」、児童福祉部門(旧地域子ども相談センター)は「子ども家庭センター 子ども家庭に関する相談窓口」という名称で分かれています。

各センターには、別々の場所にあってもスムーズな連携を取るため、管理職である「センター長」を1名配置しています。センター長は児童福祉部門(旧地子相)に配置され、母子保健と児童福祉を統括し、両機関のスムーズな連携と一体的な運営に取り組む役割を担います。また、地域との連携や社会資源の開拓といった業務も担い、子ども家庭センターの窓口としての役割も果たすため、相談や連絡の際はまずセンター長への連絡が推奨されています。

 

②グループワーク(20グループで事例検討)

偶数グループ・・・事例①

家族構成:両親、本児(小学2年生) 妹(2歳) 近場に育児協力者なし

診断:ASD、ADHD

利用中の福祉サービス:放課後等デイサービス2事業所、日中一時支援事業所、相談支援

事例:Aさんは、小学2年生、通常級に所属している。2学期になり、運動会や発表会などの練習が始まると学校で不適切な行動が多くなり、行事を終えても問題行動がおさまることはなく続いている。

学校のみでは対応が難しいことから、学校から母に来てほしいと依頼があり、行けるときは妹を連れて学校に行っている。

母が学校にいるときには、問題行動はみられない。母は、学校へ付き添うことに負担を感じており、この状況を何とかしたいと思っている。

家でも思うようにならない時には、母や妹に手を出している。ただ、父が在宅時には、手を出すことはない。

放課後等デイサービスでは、初めてのことに対する苦手さはあるものの、課題や同年齢児との小集団活動にも取り組み、問題行動はみられない。

※問題行動:授業中の立ち歩き 暴言 癇癪(教室内の物・友達の物を投げる、倒す等)

 

奇数グループ・・・事例②

家族構成:両親、本児(6歳)、弟

診断:中等度知的障害、自閉スペクトラム症

事例:言語理解が乏しく、制止も聞き入れられない状態で、年中から利用を開始されました。感情の起伏が激しく、 眠たい時には支援が難しいことも多く、他者に対しても急に攻撃的になることがありました。

保育園では、困り感が強く、加配の先生がついていました。椅子に座ることもできず、クラス活動にも全く入れていませんでした。

母親は長時間勤務や休日出勤が多く、忙しい日々を送っています。保育園も、週6通園で、朝夕の延長も利用されています。そのため、母親と会える時間が少なく、Sくんは不安定になることもあります。

睡眠障害があり、服薬(リスパダール、メラトベル)で睡眠調節をしていますが、薬の調整や服薬の時間が一定でなく、眠れない日もあります。そうした日は、食事も取れず、園に行っても午前中に寝てしまい、一日中機嫌が悪くなることもあり、対応に困ることもあります。

排尿は園や事業所では誘導で成功することも増えましたが、家庭ではトイレトレーニングも進んでいません。

排便はトイレでできず、便秘の際には浣腸を使っています。相談支援員さんもついていないため、介入を進めました。

1.本人や家族への支援で何ができるか。

2.就学に向け、どのような機関と連携して家族への支援ができるか。

 

 

 

 

 

③    発表

事例1

8グループ

 

 

16グループ

 

 

 

 

事例2

9グループ

 

 

17グループ

 

 

5.まとめ(講評)

岡山市こども福祉課社会的養育推進係 係長 二宮さん

 

◆ ケース会議について

「複合課題のある事例では、機関連携の場としてケース会議が非常に合理的」

単なる困り感の共有に終始せず、「家族の強み」や「落ち着いて過ごせる時間」にも焦点を当てる必要性を強調。

イニシアチブを取る機関(相談支援員等)を明確にし、会議が“その場限り”で終わらないよう進行管理とフィードバック体制の設計を求めた。

◆ 環境調整・支援視点

「困っていることの改善だけでなく、家族や子どもが落ち着いて過ごせる“良い時間”をどう増やすかを話題にしてほしい」

「困り感」一辺倒ではなく、ポジティブな視点での支援計画づくりを促した。

良い時間を分析し、環境条件や支援要素を抽出し、再現性のある形で支援につなげることが重要とした。

◆ 家族・親族支援に関して

「ご家族とか親族との関係がどうなのか、その人たちが支援できるのかっていうのは、一つ環境調整を行っていく上で必要」

親族(父親・祖父母等)の支援可能性は、単なる付随要素ではなく、環境調整の核として検討すべきという姿勢。

支援の対象は本人だけでなく、家庭というユニット全体を視野に入れることを呼びかけた。

◆ きょうだい支援・家庭内資源に関して

「きょうだいの状態や支援可能性も支援会議で検討されるべき」との意見を強調。

支援資源としての家族・親族を再評価し、制度支援+家庭支援のハイブリッド構成の重要性に言及。

「多機関連携・サービスだけでは限界がある。家庭内支援リソースの可視化と活用が不可欠」とした。

 

 

 

 

 

 

6.情報提供

①医療的ケア児支援の日

9月18日は医療的ケア実写支援の日とされ、その日の誕生日カラー“パウダーブルー”で岡山城がライトアップされる。

メディアでも情報提供済み。

•要点

日付:9月18日

演出:岡山城のパウダーブルー・ライトアップ

周知:メディアで情報発信済み

鑑賞:機会があれば観覧を推奨

・留意点

地域のシンボルを活用した啓発の効果測定を検討する

 

②わかくさ学園 いちご

わかくさ学園いちごの児発センター機能強化事業として、専門家を招いた講演会を開催。

•要点

日時:12月7日

時間:13時半から15時半(2時間を予定)

講師:門 眞一郎先生(児童精神科医)

テーマ:「自閉スペクトラム児のコミュニケーションの課題と支援」

場所:ピュアリティまきび

申込:チラシ掲載のQRコードから

•説明

機能強化事業の一環として、コミュニケーション課題と支援をテーマに2時間の講演を実施。QRコードによる事前申込を案内。

2時間の枠で自閉スペクトラム児に関するコミュニケーション課題と支援方法を扱う予定。

•留意点

事前申込の徹底と参加者管理を行う

QRコード申込が困難な参加希望者がいる場合、電話やメールの代替申込窓口を案内する。

 

③ みどり学園のABA(応用行動分析)勉強会案内

•要点

内容:ABAに関する勉強会

定員:制限あり(定員が限られている旨の周知)

情報掲載:えーんじゃねっとに掲載、パンフレットで案内

•説明

参加希望者はパンフレットまたはえーんじゃねっとで詳細を確認し、定員制限を理解した上で申込を行う。

•留意点

定員管理と参加不可者への情報提供(次回案内や資料提供)

パンフレット未取得者が多い場合、えーんじゃねっとの掲載URLやQRを改めて周知する。

 

④    相談支援事業所からの協働提案 

みらい・プラス相談支援事業所が、各事業所の家族支援に“相談”を加える提案と、事業所・法人の新展開(成人の方)開始の紹介を行った。

•要点

相談業務のみを行う事業所

家族支援に“相談”機能を足す提案

相談員への期待の高まりへの言及と責任感の表明

成人の方の計画相談も開始

現場での家族支援に、専門の相談支援を組み合わせることで支援の幅と質を高める狙い。

各事業所が家族支援を行う際、外部の相談支援事業所の関与を提案。家族と事業所の双方に“相談”を足すことで支援設計を強化。

連携依頼

窓口周知

導入時の説明責任

•留意点

相談支援導入時の役割分担と情報連携の合意形成

家族が相談支援導入に消極的な場合、メリット・プライバシー保護・費用等を丁寧に説明し、体験的導入(トライアル面談)を提案する。

 

 

 

11月(次回)の子ども支援部会のテーマ(内容)

次回 11月19日(水)10:00~

場所 旭川荘研修センター吉井川

 

部会写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このホームページは、精神障がいがある当事者の団体『ピアサポーターグループ クローバー』が 運営管理を行っています。 (岡山市障害者自立支援協議会から委託を受けています)


ログイン

Copyright © 2013-2026 え~んじゃネット(岡山市障害者自立支援協議会) All Rights Reserved.
3283087